海外に伝える日本文化「盆栽」の新しい形

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海外でいま現在進行形でとても注目されている日本文化ですが、日本文化という言葉はとても大きなカテゴリーであり、抽象的な感じがするので少し噛み砕いてみます。

実際外国人とやりとりをしていて思うのは、世界に誇れる日本文化の中に存在する2つの大カテゴリーです。

1つは、今回ご紹介しようと思っている「盆栽」などを含む日本古来の伝統文化です。
もう1つは、俗にサブカルチャーと言われる「オタク」や「原宿ファッション」などを含む、少数に好まれている文化です。
※現在サブカルチャーという単語の意味は、少数⇒一部の人たち(若者など)に変わってきています。

この2つの大カテゴリーはとても対照的で、個人的には以下のようにとらえています。

 

日本古来の伝統文化

geisha

読んで字の如く、昔ながらの伝統を受け継ぎ、奥深い日本人の魂を感じる文化。
現代の時代の流れにすべて身を任せているわけではなく、核となる部分はしっかりと守り抜かれている文化。
ただ、近年は時代の流れに逆らうような姿勢ではなく、他の文化との融合を図ったりしニュースタイルを創り出すこともある。

 

サブカルチャー(オタクやアニメ、原宿ファッションなど)

harajuku-fashion

非常に現代を象徴する要素が多く、楽しく!かわいく!エキサイティングに!がモットー。
ゲームやデジタルアートなどのキャラクターでは、見た目のかわいさだけで惹かれていく女性も多く、一度話題になると、若い世代を中心に一瞬で口コミが広がる傾向がある。
進撃の巨人などはあれほどグロテスクだが、エキサイティングな部分がウケて大きな反響を呼んでいる。

 

このように両極端な2つの面を持つ日本文化ですが、この「歴史」と「現代」の2面性が外国人のハートを掴んでいる要因にもなっていて、物珍しい融合的な文化として大きく評価されています。

 

 

熱狂的な外国人ファンが多い盆栽

bonsai1

それでは本題の盆栽についてです。

盆栽は数年前から海外で注目され始めていましたが、ここ最近さらに人気が高くなってきていて、わざわざ来日して盆栽を購入していく外国人も多くなってきています。

2つの動画を紹介しますが、ぜひ2つ目の動画まで見てみてください。
ドキュメントとしても楽しめる映像だと感じました。

 

1.盆栽職人を目指すドイツ人

2007年の報道なので少し古いですが、盆栽の海外輸出額は約54億円と、かなり大きな産業となっています。
約8年前の段階でさえこれだけ注目されていたのです。

盆栽は、アーティスティックなものに関心の高い欧州圏で特に人気が高く、1つのアートとして認識されています。

サブカルチャーのアニメなどとは対照的で、盆栽には昔の日本人らしい渋さを感じます。

 

盆栽職人を目指すドイツ人 

(1:10~)
ドイツ人のヴァレンティン・ブローセさんの盆栽に対するコメント
(1:26~)
樹齢およそ1000年の『真柏(しんぱく)「雲龍」』の紹介
(2:27~)
ヴァレンティン・ブローセさんの修行風景

この動画を見て感じたのは、本当に盆栽が好きなんだなということ。
そして、自分の盆栽を自分の庭で育てるという夢が大きな原動力になっているんだなと伝わり、そんな文化を持っている日本を誇らしくも思いました。

 

 

2.新しい波を起こす日本人 「盆栽師 平尾成志 氏」

各国で盆栽の魅力を伝えている、「盆栽師 平尾成志 氏」の映像です。

貼ってある映像はとてもストーリー性があり、作品としても楽しめるのでぜひ見てみてください。

 

盆栽師 平尾成志 文化庁 文化交流使フォーラム

リトアニア アリートゥス
(0:24~)
まるで日本の庭園のような風景を見ることができる。日本愛好家が多いようだ。
(0:55~)
盆栽ショーがイベントのように開催されている。ジャパニーズスタイル大絶賛!

 

フランス
(2:14~)
レンタカーが動かなくなったようだ。こんなただっ広い道路をいつかは爆走したいなと思う。さすが海外!
(2:47~)
盆栽愛好家ドミニクさん宅で食事。こういった交流があるととても距離が縮まるので、より日本を知ってもらえそう。

 

メキシコ
(3:41~)
日本語での盆栽スピーチにみんな興味津々!笑顔もたくさん見てとれる。本当に盆栽が大好きな外国人たちなんだな。
(3:52~)
デモンストレーション開催。みんな真剣な顔つきだ。

 

イタリア ミラノ
(4:38~)
まさにヨーロッパの街並。かなり魅力的。
(5:08~)
ギャラリーを集めての路上パフォーマンス。けっこう集まってるなー。注目されていることがうかがえる。
(5:43~)
盆栽とDJのコラボ。新しいものを作り出そうとするパワーがすばらしい。新スタイルいいね!
(6:21~)
クラブ内で盆栽披露。海外だとこういう異色の組み合わせが様になっちゃうからいいよね!
(7:27~)
互いに感謝。すばらしい!これが本当の交流だと思った。

 

冒頭でも書いたように、外国人の目に映る現在の日本文化は2極化しているが、どちらもとても魅力的な文化であり、誇りを持って海外へ発信していけると思っています。

今回のテーマである盆栽にもあったように、自分の知らないところで新しい動きを見せている人たちはたくさんいるなと再確認もでき、アクセルをもっと踏もうと再度思わせてくれるきっかけになりました。

 

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