私が輸出事業を展開していていると、海外に対する見方が大きく変わった出来事がありました。
それはタイトルにもあるように、『たこやき』です。
日本人でたこやきを知らない人はまずいないでしょう。
それほど日本文化を象徴する食べ物であり、日本人は昔からたこやきに慣れ親しんでいます。
私がイタリアに輸出を行っていると、1人のイタリア人から連絡がありました。
『私はたこやきが大好きです!どうか送ってください。』というもの。
どうもこのイタリア人は、たこやきが大好きすぎて自宅でたこやきを作ろうと思ったようです。
そしてたこやきを作る製品がほしくなってしまったようなのです。
日本とイタリアでは電圧やコンセントのプラグの形状が異なっています。
なので、もし日本のたこやき焼き器を使ってイタリアでたこやきを作る場合、変圧器や変換プラグが必要です。
日本 | イタリア | |
電圧 | 100V | 220V |
プラグ形状 |
Aタイプ |
Cタイプ SEタイプ |
私はそのことをメールで伝えましたが、それでも手に入れたいと言ってきました。
そうまでしてたこ焼きが食べたかったようなのです。
メールの返信内容を見ても、たこ焼きに対する熱意が伝わってきました。
私:『日本製のたこやき焼き器をあなたの国で使う場合、変圧器や変換プラグが必要です。大丈夫ですか?』
alberto gozzelino:『no problem for me ,ship the product : i love takojaki !!!!』
『私にとってそれは問題ありません。製品を送ってください。私はたこやきが大好き!!!!』
※takoyaki が takojaki と間違っていますが、当時スルーしました。笑
日本人で日本に住んでいれば当たり前のことも、人種が違ったり、住んでいる場所が違うだけで大きな価値が生まれることに気付いた出来事でした。
通常であれば、言語の違いや住んでいる場所の違いによる距離的要因は障壁となります。
ただ少し深く考えてみると、その違いがあるからこそ価値が生まれるのだということ。
日本で起こっている当たり前を、大きな価値と一緒に世界へ発信していこうと思っています。
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